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車の価格の基準になるもの

車を買取る業者は、買取の際に査定という事をして車の価格を決めていますが、そういった業者が、車のどういう所を見ているのか、という点を知っておくと、車の価格を必要以上に下げてしまう事を防げるだけでなく、上手くいけば価格アップの決め手になりますので、是非とも研究しておきましょう。

まず一番買い取り価格の基本になるのが、その車自体の相場価格です。これは、中古車販売の市場に、各地域の買取業者が集まるオークションがあり、需要や人気によって取引額が決定されて落札されています。ですからそもそもその車に高い値段が付くかどうかはこのオークション市場次第となります。傾向としては、例えば新車の段階で人気があってたくさん出回ったものや、希少性はあってもそもそも乗って使いたいという人があまり居ないような車であれば価格は安く、その条件に当てはまらなければ、そこそこの価格が見込めるでしょう。この部分については、残念ながらあまり車の持ち主が努力でカバーできる点はありません。あなたが気をつけるべき部分はその次です。

先ほどの相場価格に、車の状態を加味して価格を決めますが、加味といっても、状態が悪ければマイナスの評価になりますから、そこが持ち主の車への扱いが如実に現れてしまいます。例えば走行距離は査定の際に大きなウェイトを占めますが、その走行距離に対して、きちんと整備や点検を行っている記録が残っていれば逆に大切に扱っていた事が分かる、といった具合で、一つ一つの要素はプラスにもマイナスにも傾く可能性があります。

走行距離

車のタコメーター、あるいはスピードメーターの中に、その車の走行距離を示すメーターがあります。特に桁の表示桁の大きいほうのメーターは、ドライバーが直接いじる事ができない総走行距離を表しています。つまり、このメーターを見るとその車が作られてから今までどのくらいの距離を走ったかが分かりますので、車検証にある製造年月日と付き合わせると、その車がどれだけ使い込まれたかを示す指標になります。

はっきり言って、この走行距離が大きければ大きいほど、その車は良く使われたと看做されて、その分査定にはマイナスの評価がつきます。一般的には、年間走行距離に直して7000km以内であれば大きなマイナスにはなりませんが、それでもおおむね総走行距離3万km、それに次いで5万km辺りで査定のヤマがあると言われています。それぞれ7000kmで割ってみればお分かりになると思いますが、3万kmなら4年以上使っている計算になりますから、経年劣化も含めて価格に差が出るのは納得して貰えるでしょう。逆に、製造されてから1年しか経っていないのに、3万kmの総走行距離があったとしたら、普通の人の3倍も4倍もその車を酷使しているという事ですから、やはり平均的な使用状態の車に比べて痛んでいる部分も多い、と判断できます。

この様に、走行距離が少ないのは確かに査定では有利ですが、そもそもの車の用途が走らせて使う事ですから、この走行距離を少なくする努力は本末転倒です。それよりも、この走行距離は人間で言うところの車の年齢のようなものと捉えて、この走行距離の割には状態が良い、と思わせる扱い方の方が大切です。

車種と買取業者

買取業者によって取り扱い車種の得手不得手があるのは前に述べた通りです。とは言え、例えば軽自動車専門と謳っているようなところへ普通車や大型車両を持ち込むような事をしない限りは、よほど評判などの情報を収集しないと、なかなかその業者の特徴を把握するのは難しいですから、ご自身の車の車種ごとに気をつける点を押さえておいて、査定時にどのくらい考慮されているかを比較するほうが現実的です。

セダンタイプの車の場合、車として特に一般的な形の為、査定の大きな差となって現れる部分にボディカラーがあります。最も無難な白や黒系の色が人気が高く、逆に茶色や緑といった少し王道から外れた色の車と比べると、グレードにも拠りますが数十万円単位で差がつくこともあります。

一方で、ボディカラーよりも車自体の性能、機能で値段の差が付き易いのが、ハッチバックタイプの普通車や軽自動車です。これらの車種は、営業者や、より日常的な運搬手段としてのイメージが強い為、外観よりも、例えば四輪駆動であったり、ターボが付いていたりして、通常のものよりも燃費が良い、あるいはパワーがあるという性能面でのアドバンテージがあると、査定にプラスになり易くなります。

また、国産車と外国車とを比べた場合、国産車の方が無難な選択のイメージがある為価格が安定していますが、性能面でのイメージならドイツ製の車が、外観で言うなら、各自動車メーカーのイメージカラーのものが人気があるので、より良い値段が付く事があります。

事故・修理歴

どんなに大事に扱っていても、車はやはり機械ですから、永く使っている間に少しずつ痛んでいきます。その為に車検という制度があったり、定期点検がドライバーの義務とされている訳ですが、そうした時に行う修理などは、基本的にどの買取業者も想定範囲内としてあまり問題にしません。例えばバッテリーが新品のものになっているからといっても、通常は車検を1~2回通せば自然に交換時期となりますので、まあ当たり前に車を整備して使用している、という評価になるだけです。

この事を逆に言えば、ちょっとしたキズやヘコミについては、使っている内についてしまうものとしてあまり大きな査定のマイナス評価にならないという点です。もちろん、車を美品のまま使用しているという事は心情的に良いユーザーだという評価にはなりますが、少々の傷であれば、買取後のオーバーホール時に補修してしまう為、見積もりの内に入っているのです。ですから、特にバンパーなどのすぐに交換できる部位についてはさほど神経質にならなくても大丈夫です。

ただし、重大な事故を起こして車のフレームが変形したり、あるいはサスペンションやステアリング、トランスミッションに不具合があったのを直した経歴があると事故車を修理したとして、査定のマイナスポイントとなります。面白い事に、こうした修理箇所は、むしろちょっと外見を見ただけでは分からないという点です。しかし、外見では分からなくとも、車の基本性能に関わる重要な部分ですから、車を扱う方としては外側のキズなどよりもよっぽど神経を使う点なのです。

日々の取り扱い

車の持ち主が、売却の際に最も関わる事の出来る部分が、車の日々の取り扱いです。同じ車種で、走行距離もさほど差がない場合、車の外観的にも、性能的にも普段どのように車を手入れしているかという事が、大きな差となって表れるからです。

ところで、車好きな方の中には、車内禁煙にしたり、土足禁止としたりして車が汚れないようにとても気を遣っている方がいると思います。日々の取り扱いという意味では、この上なく大事にしているのは間違いないですし、少なくとも車内にタバコのヤニや臭いがついているものや、あるいはマットやシートに泥汚れがこびりついているものよりは、査定時に美品として一定の評価を得られますが、全体の割合からすると、付随的な部分に止まります。

では、何が査定時に大きく物をいうかというと、やはり車が走る為に必要な基本性能に関わる部分への取り扱いの良し悪しが一番比重の高い部分なのです。例えば、日本の公道を走る車は陸運局に登録した上で、車検を通さないといけません。仮にどんなに整備がきちんとされていて、性能的には問題無くとも、車検証がなければ道路を走る事が出来ませんので、そんな車は、持ち主の私有地内で動かすか、さもなくばどこかに保管しておくぐらいしか使い道がありません。逆に車検証があるという事は、きちんと整備された車であるという事を公に認めてもらっているという証明になりますので、その分「使える車である」として査定額が高くなるのです。車検に限らず、定期点検などもきちんとされていると、なお良いでしょう。

車内装備

車の中に付ける車内装備は、最近では益々充実しています。昔はカーラジオとエアコンぐらいが標準装備でしたが、今ではカーナビやETCなども付いてくる車も珍しくなくなりました。特に高級車と呼ばれるグレードになると、様々な装備がオプションで付けられるようになり、中にはテレビや車載電話、豪華なオーディオシステムなどを積み込んで、「走る自室」と呼べるほど快適な住空間を実現した車もあるほどです。こうした車内装備の充実具合は、当然査定にも関わってきますが、装備の内容によって査定の比重も異なります。

例えば、カーオーディオですが、これは比較的多くの方が音楽を聴く事を楽しんでいるのと、よほど古い型でない限り、音楽を聴くという機能に対しての下限が高いせいもあって、社内装備の中では、オーディオのランク相応の査定額が期待できます。

また、エアバッグやバックモニターなどの安全装置類も、きちんと作動するなら基本的に査定にプラスになります。車のグレードの関係や、あるいは特別注文などで取り付けられている装置であれば、特にアピールできるポイントとなりますので、ご自身の車であればどこまでが標準装備で、どこからが特別な装備なのか知っておくと、査定時に有利です。

なお、車内装備の内、カーナビについては、もちろん付いてないよりは査定にプラスにはなりますが、実際の道路情報は年々変わっていきますので、古い情報を更新できないと逆に不利になってしまいます。取り外しが出来るタイプであるなら、車を売る際に付け替えておけば、操作の慣れたカーナビを使い続けられるというメリットもあります。

誠心誠意のセールス

あなたが何かそれなりに高い買い物をしようとしているとしましょう。それなりに値段の張るものを買おうとしているわけですから、当然慎重に品物自体はもちろんのこと、買うお店も検討するはずです。そのお店の接客担当になってくれた方の対応が悪ければ、例えば万が一品物に不備があっても、きちんと交換などのアフターケアがされないかもしれない、といった不安がついてまわる筈です。

同じ事を立場を違えると、買取業者の方からも言えるのです。百歩譲って車自体の取り扱いが酷いユーザーがいるのは仕方ないとしても、車内装備のグレードについて誤魔化していたり、事故歴の有無を聞かれて嘘をついているのが分かった場合、買取業者の担当者からの信用はがた落ちになります。当然、査定の内容も厳しく見られると思って間違いないでしょう。

ですから、車を買取ってもらう際には、あなた自身が「車を売る側」としてきちんと対応する事が必要になります。車が趣味だったり、機械に強い方なら、自分の車のセールスポイントを把握した上で、ちゃんとアピールしましょう。その際には決して嘘や誇張を含めずに、自分の車のありのままの状態を説明する事が絶対条件です。とりたてて言葉を並べ挙げる必要はありませんが、訊ねられた事には誠心誠意対応して下さい。

もしあなたがあまり車に詳しくない、という場合には、少なくともきちんと洗車、車内の掃除をしてから査定に持っていくだけでも違いがあります。相手は車の価値を見極めるプロですので、車の今の価値に相応しい値段を付けるでしょうが、それでも気持ちよく値段を付けるか、内心不満を抱えながら査定するかによって多少の心積もりは変わってくるのです。

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